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宮脇賣扇庵 創業200周年記念特別企画
定家亜由子展「風集う」

開催期間 5月19日(金)~30日(火)

 

文政6年(1823年)創業の宮脇賣扇庵が今年2023年に200年を迎えたことを記念して、日本画家の定家亜由子さんの個展「風集う」が宮脇賣扇庵京都本店2階で開かれています。
定家さんは京都市立芸術大学大学院修了。花や小さな生き物を題材として描き、高野山(和歌山県)の寺院に襖絵を奉納するなど気鋭の作家として活躍しています。エッセイ集「美しいものを、美しく」を淡交社から発刊しています。
「花は自分にとってあこがれの存在。花の姿を通して、やさしさや美しさ、心を温かくする光などを表現したい」と話す定家さん。今回の展覧会では、咲いたばかりで花びらのやわらかさが手に取るようにわかる酔芙蓉や、生き生きと育つアザミを描いた作品など、新作を中心に約25点が並び、会場は優しい雰囲気に包まれています。
定家さんは今回の個展にあたって宮脇賣扇庵に残る扇子の古い図案を見せてもらったといい、「扇子の歴史は日本画の歴史でもあると気づきました。今回、その大きな流れの中でバトンを受け取らせてもらっているのだと実感します」と話しています。

 


酔芙蓉を描いた「解夏」

 


アザミを描いた「虹」

 

 

会場 宮脇賣扇庵(京都市中京区六角通富小路大黒町80の3)2階

会期 5月19日(金)~30日(火)。会期中無休

時間 午前10時~午後6時(30日は午後5時まで)

入館料 無料